ロータスRV  MAMBOW EXE(改)


ロータスRV MAMBOW EXEに決めるまで
宿を決めないで行ける旅に憧れてキャンピングカーに興味を持ちました。
キャンピングカーを見始めた頃は、キャンピングカーの種類も分からないところからのスタートでしたが、いろいろな車を見比べていくうちに求めるものが徐々に固まっていきました。
最低条件として、
車内で立てること。
家庭用エアコンが装備されていること。
車幅は2m以内。
自転車(BROMPTON)を積載できるスペースが確保されていること。
としました。
一番最初に目に留まったのは、OMC銀河でした。
常設ベッドがありながらも普段使いもできそうなところが気に入りました。難点は、車内で立てないことです。救急車などに用いられているスーパーハイルーフだったら立てると思うのですが、ベース車両には無いようで、この一点を許容することができなくて選択肢から外れました。
次に気になったのは、セキソーボディTOM200です。
車幅は広くなりますが許容範囲内です。狭いながらもマルチルームと常設ベッドもあり理想に近い感じがしましたが、私の身長では常設ベッドで休むことができないのが残念でした。でも、ダイネットをベッド展開すれば就寝できるので許容範囲でしたが、納車まで2年以上待つとのことで除外しました。
ファンルーチェセレンゲティも気になる一台でした。
常設2段ベッド、マルチルーム、大きなトランクルーム、等々理想的な車だと思いましたが、車幅が2.1mもあることと価格面で除外となりました。
なかなか理想とする車が見つからない中で最も気に入ったのがキャンパー厚木Puppy480です。
車内で立つことができてマルチルームもあり、家庭用エアコンやFFヒーターも標準装備で車幅が狭いことが気に入りました。ただ、背面に設置されている長尺収納庫は私には必要の無いものなので、自転車を積載するために長尺収納庫を廃してマルチルームを広げて欲しいとお願いしましたが変更不可と言うことでした。今までで一番条件に近い車で気に入ったのですが、どうしてもこの一点だけが許容することができず決断には至りませんでした。

何度か展示会などに足を運んでいたところ、ある展示会場でふらっと立ち寄ったロータスRVのMAMBOW ANV Final Editionが目に留まりました。
マンボウANVファイナルエディション2020
マンボウANVファイナルエディション
以前、幕張メッセでMAMBOW EXEは見ていていました。その時は、キャンピングカーを調べ始めた頃だったので、気になりはしたものの他にもっと良い車があるだろうと思っていたこと、前記の車などに興味がそそられていく中で、その存在をも忘れていました。
MAMBOW ANV Final Editionを見て最初に驚いたのが32インチのTVが設置されていたことです。車内で見るTVのことなど二の次三の次ですが、その存在感が強烈な印象でした。
車幅、車長がアルファードとほとんど差が無い程コンパクトなサイズなのにマルチルームも十分な広さが確保されていますし車内で立つこともできます。常設ベッドが無いのは少し残念ですが、このサイズならば仕方ありません。ダイネットをベッド展開すれば就寝できますし、バンクベッドでも就寝することが可能なので許容範囲です。
ベース車両がボンゴ トラック(1800ccで少し非力)であることが少々気になりましたが、希望が網羅されたキャンピングカーが無い以上、許容できるところは目をつぶるしかありません。内装は自社工場で施工するのである程度の要望に応じることが可能と言うことが決め手となり、希望をお伝えして見積もりを頂くことにしました。
Final EditionよりもEXEをベースとして改装する方が安価になるとのことで、EXEをFinal Editionに寄せて頂く事になりました。

Final Edition(カタログ) ※下の画像をダブルクリックすると別窓で拡大画像が開きます。

     

EXE(カタログ) ※下の画像をダブルクリックすると別窓で拡大画像が開きます。

   

改装して頂いた点とオプションについて

マンボウANVファイナルエディション2020は格納式バンクベッドなのですが、EXEはフラップベッドを選ぶこともできます。ダイネットをベッド展開して就寝することが多いと思うのでバンクベッドを押入れのような使い方にしたいと思い、フラップベッドタイプにしてもらいました。

画像をクリックすると大きな画像を見ることができます。

  フラップベッド(普段は、布団などを収納しています)

の部分は、EXEではシート生地ですが、フラップベッドと同じ木目にしてもらいました

の部分は、EXEでは座席になっていますが、Final Editionで採用されているクローゼットにしてもらいました
  ダイネットのテーブルは、EXEもFinal Editionもホワイトですが、木目にしてカップホルダーを3つ設置してもらいました
  各扉の面材は、EXEもFinal Editionもホワイトですが、全て木目にしてもらいました
カウンターは、Final Editionと同じ仕様で下駄箱と収納にしてもらいました

TV(32inch)、TVアーム、電子レンジは持ち込みした製品を設置してもらいました

Final Editionはガステーブルが設置されていますが、IHヒーターを使用するのでガステーブルは取付けず、ギャレーにコンセントを増設してもらいました

家庭用エアコンとMaxファン(OP)を設置してもらいました
 
コンセントは、デフォルトで出入口に2口、ダイネットテーブル下に2口があります

その他に、バンクベッドに1口、マルチルームに2箇所、ギャレーに1口、助手席裏側に1口、合計5口を増設してもらいました

家庭用エアコンとTV用のコンセントもあります

  マルチルームの床は防水加工して頂き、簡易トイレを置きました
  EXEもFinal Editionもサードシート背もたれの裏側に収納が右側だけ設けられているのですが、両側に設けてもらいました
更に、ダウンライトも設置して頂けました

シート下には、FFヒーター(OP)が設置されています

 
ネットのテーブル固定具は、EXEもFinal Editionもベルクロのテープ留めですが、ワンタッチで固定、解除ができる金具に変更してもらいました
 
EXEもFinal Editionも鉛バッテリーですが、リチウムイオンバッテリー(200Ah)を3基設置してもらいました

バッテリーと走行充電器はRENOGY、インバーターはDENRYOの2000Wと200W(TV用)

  屋根には
200Wソーラーパネル
地デジアンテナ
Maxファン
  デジタルルームミラー(デフォルト)

ドライブレコーダー(OP)・・・前後録画(駐車中の録画機能付)

後部のカメラは、、デジタルミラー兼用ドライブレコーダー(1台)とカーナビ用カメラ(1台)
  カーナビ
Panasonic(CN-F1D9HD)を持ち込みで取付けてもらいました
  発電機(OP)を取付けてもらいました

電欠になることが心配だったので取付けましたが、走ったり天気が良ければある程度は電気が溜まるので余程の悪条件が重ならない限り電欠の心配は無さそうです

災害などで停電した際には有効に使えるかとは思いますが、そう言った場面で使用することが無いように祈ります

他には、灯火装置のバルブを全てLEDに交換してもらいました

DIY
   画像をクリックすると大きな画像を見ることができます。

  Maxファンの遮光と断熱を狙ってカバーを作成しました

ダイソーで販売されている床用のマットとマグネットを使用しています (資材購入費 220円)

マグネットの厚みの分のすき間があるので断熱効果はイマイチかも
EXEもFinal Editionもギャレーとマルチルームを仕切る壁に数㎝の収納が持ち合い(上下)で設置されているのですが、その収納は設けずに壁だけにしてもらいました

マルチルームとギャレー側にダイソーで購入したワイヤーネットを取付け、ゴムバンドなどでいろいろな物を留められるようにしました (資材購入費 220円)
  マルチルーム内にある収納庫はマルチルーム側の上部にも扉が付いていますが、収納庫には自転車など屋外で使用する物を入れることが多いので扉の開閉は必要無いことから56ℓのコンテナボックスを2個置きました

結構な量を収納できるので助かっています
  ダイネットの壁にカーテンレールを取付け、前席とダイネットをカーテンで仕切れるようにしました

断熱効果は抜群です!
真冬や真夏は、断熱マットも挟みます。運転席側の温度と10℃近く違う(断熱効果)こともあります
 
eBi-eyeの電子サイドミラー(S503HD-W)

ボンゴの左後ろは死角が大きく、運転中に不安を感じることがありました
この電子サイドミラーは、カメラの解像度はHD、水平画角75度、垂直画角50度
真横近くまで見えるようになりました
モニターは5インチ、800×480dpi、輝度600cd/㎡
夜間は、サイドミラー(鏡)よりも良く見えます
取付けて安心感が格段に増しました

購入価格はAmazonで29800円と決してお安くはありませんでしたが、安全には代えられません
取り付けは全て両面テープ留で簡単
取付け所要時間は1時間半でした
  万一に備えてのポータブル電源を備えました

ALLPOWERS S2000 PRO (約400Ah、最大出力2400W、最大入力1500W)

このポタ電を選んだ理由は、ダイネットでベッド展開した際にベッド下に収まる大容量のポタ電がこれしか無かったから
   TVは32インチ。TV、取付け金具持ち込みで取付けて頂きました
 200Wのインバーターで視聴できるので省エネです
 背面は、壁付けのフリーアームで取付けてあります
 屋根に設置したアンテナで視聴していましたが、受信感度が良くないのと旅先で地域設定するのが面倒なので受信方法を変更しました

 携帯のデザリングで自宅にあるBDレコーダーに Amazon Fire TV Stick(Dixim Playアプリ)を介してアクセスし、地デジもBSも録画番組も観られるようにしました。勿論、Amazon Prime も視聴できます
 難点としては、携帯の電波が弱い場所では高画質で視聴することが難しいことです
 電波が受信できない時は、BDプレーヤーで録画保存してきたBDやDVDを視聴しています
   扉にSESAME5 proを取付けました
 運転席にRemote、メインキーにRemote nanoを付けました

 リモートスイッチでドアロックの開閉ができるので非常に便利になりました
   スライド窓にウインドバイザーを取付けました

 雨天時に窓を開けると車内に雨滴が入るので窓を開けることができませんでしたが、バイザーを付けたことで雨滴の浸入を防ぐと共に換気も行えるようになりました


  (窓に一部モザイクを付しています)
   ダイネットの窓にレースのカーテンを取付けました

 今まで実施したDIYの中で一番悩んだDIYです
 スペース的にカーテンレールを取付けるのが難しい上、カーテンレールを支える土台も取付ける必要があることから散々悩みました
 悩み抜いた結果、窓枠にマグネットを貼付け、カーテンにもマグネットを仕込んで取付けました
 カーテンレールを用いたカーテンの様に左右に開けることはできませんが、脱着は容易です
 これで、外から車内が見えなくなりました
   出入口に遮光ロールカーテンを取付けました

 MAMBOWの出入口は、メインの扉の内側にほぼ全面が網戸になる扉が抱き合わさっています
 扉の窓には遮光カーテンがボタン留で設置されています
 このカーテンは、扉を開けて、更に網戸の扉を開けないと脱着することができないため不便に感じていました
 カーテンを取り外したままにすると車内が見えてしまいます

 そこで、窓ガラスにハーフミラーのフィルムを貼り、カーテン脱着の手間を省くために遮光ロールカーテンを設置しました

愛車(BROMPTON)の収納もジャストフィット(少し余裕あります)
旅先でポタリングを楽しみます


360度画像


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